大反響をいただいた「ロゲイン多摩川今昔物語」、「ロゲイン荏原今昔物語」に引き続き、第三幕は川崎市初の国史跡指定を受けた橘樹官衙遺跡群(たちばな かんが いせきぐん)を中心に「ロゲイン橘樹今昔物語」として開催いたします。橘樹官衙は奈良・平安時代の古代武蔵国橘樹郡の役所で、東西に整然と並ぶ7棟の正倉(稲などを保管するための倉)の跡も発掘されています。隣接する影向寺(ようごうじ)は奈良時代には大伽藍を擁する南関東地方の中心的寺院でした。
今では住宅街が立ち並び、第三京浜が突き抜ける橘樹(たちばな)の里ですが、明治時代にはまだまだ古代の風景を彷彿させる里山が広がっていました。そんな明治地図を片手に、古代の橘樹の里を思い浮かべながら、いつもとは一味違ったロゲインをお楽しみください。

今昔物語とは

今回の世田谷シティロゲインはチョ~番外編です。

エリアが川崎というだけでなく、使用する地図がなんと明治時代のものなのです!


(これが明治時代の地図です。今大会のエリアから外れますが、どこだか分かりますか?)

今なら当たり前にある道路が、鉄道がない!
逆に、今は無い道がある! 
多摩川がとんでもないところを流れている。

それでも、よ~く地図を見ると
微妙な尾根・沢の痕跡や
道の曲がりや川の跡、神社やお寺が手がかりになり
昔の風景と21世紀の今の風景がつながります。

特に、等高線は、住宅で覆われた今の地図よりも
畑や田圃ばかりの昔の地図のほうがより鮮明に読めるので
尾根や沢を大局的に捉えることが容易にできます。

ですから、丸の中心に行けば、ポイント写真のような今の風景を撮影することができます。

その面白さを、ホントに面白いと感じられれば、あなたも立派な「地図ヲタク」(^_^;


昔の地図は白黒ですが、水系(川や池)は水色にしたかったので、野川のカルガモおとーさんがしこしこ色を付けて、使用する地図は黒、青の2色です。結構見やすくなりましたが、中小河川は今と全く違う流路ですし、暗渠になっている川も多いので逆に戸惑うかもしれません。


ということで、未だにセンター試験の地理だけは毎年解いているという地理ヲタクの野川のカルガモおとーさんから地理ヲタクの皆さんへのプレゼント企画です ので、プチグルメポイントなどのアトラクティブな企画はありませんが、ぜひ想像力をフルに働かせて、古代の郡衙の里、橘樹(たちばな)で今昔物語を満喫してください。

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